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3)視野(日本建築学会編:建築設計資料集成3集(1980)、p42、丸善)
○一般に目を固定して見える範囲を視野(静視野)という。片目での最大視野は150°(水平角)にもなるが、その視野全体を一様の精度で見ることは出来ない。視角にして約1°20'の大きさを持つ中心かと呼ばれる部分の視力が大きく、ものを注視し詳細な情報を得るという機能を持っている。それに対して中心か以外に相当する部分は周辺視と呼ばれているところで、光の点滅を感ずる能力、あるいは運動する物体を発見する能力をもつといわれている。また車両走行のような場合には、速度によって視野の狭さくが生ずる。

 

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○人間の目と写真機のレンズとを比較してみると、色彩弁別が可能な両眼視野の大きさはほぼ焦点距離20mmのレンズに相当する。

 

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